お月様へ

2011年11月17日　PM7時半

我が家の愛兎『福』様がお月さまへ帰ってしまいました。
まだ2週間も経ってないけれど、未だにまだ信じられない位です。

実は8月に一度福の調子が悪くなり、病院へ連れて行きました。
ただ単に水を飲まないという理由で・・・
そこで診察してもらった結果「拡張型心筋症」という診断が。
この時に、私だけが病院へ行ったので、しっかり聞かなくてはと精神的にも
強い心で聞きました。
医者がいうには、うさぎの心臓は卵型なのに、福さんはハート型。
そこまで拡張してしまってたんです。
これが生まれつき持ってきたものなのかは分からず。
今までは一度も病気というものになったこともなかったし、
健康優良兎と褒めていたところだったんです。
それでも、病院のお薬を嫌がらず飲んでくれました。
このまま病院に通ってもよかったんだろうけれど、
外へ出ることが凄くストレスになってしまう福様だったので、
このまま様子を見続けました。

（この時に病院へ通っていれば・・・と後悔はしません）

暑い夏を無事に過ごし、餌も沢山食べるし、お水も沢山飲んで
いつもと変わらない生活が続きました。


そんな日々を送っていた。


11月に入って、ある日突然、便の調子が悪く大量の軟便が出てしまった。
お尻は汚れる。抱っこは嫌いだから綺麗にお手入れさせてくれない。
何とか少しでも綺麗にしてあげたくて、いつも爪切りをお願いしてるショップへ。
キャリーの中ではいつもと同じようにどこへ連れて行かれるのか心配な顔。
お店の人に、一部始終説明したところ、もう長くはないかも・・・そう言われた。
つい最近も同じ状況で亡くされてたらしい。
もうこの時に私は涙が止まらなかった。
綺麗にしてあげたいけれど、何かあってはいけないということで、
そのまま帰宅。
それでも、福様は一生懸命餌も食べるし、牧草も食べるし、お水も飲んだ。
そして、今までと違った行動。
今まで膝の上でくつろぐことなんてなかったのに、私の足の上でくつろぐ。
そんな愛しい福様は一生懸命最後の甘えを見せてくれてたんだよね。

そして・・・

11月17日。いつものように、仕事へ出かけて帰ってきて、福の状況をすぐ確認。
帰宅して電気をつけてまだ眠そうだったからそのまま。
そして夕食の支度を終えて、相方も一緒に夕食を済ませたとき、
突然ケージから飛び出してきた。
この時すでに、足の力が出てこなくなってきてた。
それでも、いつものように、元気にピョンピョンって部屋を走った。
これが最後の走りだった。
ちょっと気になったから、大好きな乾燥野菜とか、パパイヤを与えようとした。
何となく頭がふらついた。
もしかして・・・
そう思った時だった。
大好きなぬいぐるみのそばへ自分で移動してそのぬいぐるみに寄りかかるように
体が倒れていった。
このままでは苦しい体制になってしまうと思ったから、横にしてあげた。
すると、大きく息をしたと思ったらそのまま呼吸が、心臓が止まってしまった。


もう苦しくないよ。
ごめんね。
なんにもしてあげられなくて。
福さんからいっぱい愛情もらったね。
ありがとう。
お月様でお友達と楽しくあそんでね。




次の日は友引だったので、19日に火葬場へ。

最後のお別れはあっけないものだったけれど、お月様で第2の兎生を過ごしてほしい。




2011年11月17日　5歳6ケ月24日　福さん








今はまだ心の隙間は空きっぱなしです。
こんなに愛情を注いだ子だったから、笑顔を作るのは結構辛かったです。
そんな寂しさをとりあえず仕事に没頭して埋めてました。

今回やっとブログにＵＰ出来たのは、昨夜夢に福さんが出てきたんです。
それも、一度もうさんぽしたことなかったのに、一緒にうさんぽしてる。
公園を一緒に飛び回ってる。そんな夢だったから、福さんはいつでも、
心の中にいるんだなぁって。









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